2016年2月6日土曜日

大富豪同心9

大富豪同心9 卯之吉子守唄 幡大介
 入江町の番小屋に八巻に渡して欲しいと赤児を預けた女がいた。神竜一家の権太夫の情夫・兼が死んだ権太夫の子・藤吉を盗っ人にしたくないために八巻卯之吉に預けた。兼は神竜一家が捕まるように、藤吉の産着に権太夫の隠し金の在り処が書いてある。と言う情報を流す。八巻たちは何も知らない。兼を逃がすために囮になり殺された富蔵の捜査をしていた。
神竜一家は産着を奪うために八巻の屋敷に忍び込み、美鈴の小柄で怪我を負う。
神竜一家は惨い押し込みをし、注意を向けている間に八巻の屋敷に二人で忍び込むが、捕まってしまう。八巻の家に忍び込むのが神竜一家だと分かる。荒海一家は美鈴の小柄で怪我をした血痕を追い、隠れ家を突き止めるが、二人を捕まえたために神竜一家は塒を変える。捕り方が行った時にはいなかった。
兼が三右衛門の子分に捕まり、八巻に全てを打ち明けた。
美鈴が兼の代わりに囮になり、現れた所を一網打尽になった。
藤吉が乳離れをするまでは長屋で暮らし、地蔵堂の堂守になり、江戸に入る者を見張る奉行所の密偵になることになった。

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