クルト・ヴァランダー警部シリーズ 3 白い雌ライオン ヘニング・マンケル
スウェーデンの田舎で、不動産業者の女性が消えた。失踪か、事件か、事故か?ヴェランダー警部は足取りを追う。近くで空き家が爆発炎上、黒人の指と南アフリカの銃、ロシア製の通信装置が発見される。女性のしたいは農家の井戸から見付かる。
南アフリカのボーア人で作られた秘密結社「兄弟の絆」はアパルトヘイト制度が崩壊しないためにある人物の殺害を計画し、スウェーデンにいる元KGBのコノヴァレンコの下に練習のためにアフリカ人殺し屋・マバシャを送った。銃が長距離弾であったことと殺人対象がマンデラであったことが理由だったが、マバシャはコノヴァレンコの黒人蔑視と自分たちに近付いた女性を殺したことに絶えられず、コノヴァレンコの下から逃げた。その時、指を失った。マバシャは自分を探す刑事に気が付き近付く。マバシャから聞いた事をインターポールを通じて南アフリカに送る。
コノヴァレンコは刑事を見張ればマバシャを見付けられると思いヴァランダーを付け回す。ヴァランダーはマバシャを保護し、国外へ逃がそうとするがコノヴァレンコに殺され、ヴァランダーも狙われ、コノヴァレンコの仲間を撃ち殺す。ヴァランダーの娘・リンダが誘拐される。コノヴァレンコの仲間のタニアによって逃れたが、タニアは無残に殺された。逃げたコノヴァレンコを追いつめ、車爆発、炎上によってコノヴァレンコは死ぬ。
スウェーデンに密入国させた漁師により、マバシャの後の殺し屋がツィキであること、暗殺日が六月十二日であることが判る。インターポールを通じて送る。ツィキは捕まる。
秘密結社のボスは娘に殺された。自殺したことになった。
ヴァランダーは自己防衛とはいえ人を殺したことで鬱びょうになる。
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