2016年10月30日日曜日

忘却探偵シリーズ7

忘却探偵シリーズ7 掟上今日子の家計簿 西尾維新
今日子さんと男刑事さん
 掟上今日子の誰がために 御簾野警部 クローズド・サークルの中でペンションに泊まった一人旅の女性が殺された。10時30分から12時までに犯人を探す。自殺志願のカップルが死ねないまま時を過ごし、時間稼ぎのため殺人を犯した。
 掟上今日子の叙述トリック 二々村警部 推理サークルの男性が携帯電話の画面に「XYZの悲劇」を表示させ握りしめ、グランドピアノの下敷きになって死んでいた。ピアノは組み立てたのだろう。スマートフォンの中から保存された時刻が死亡推定時刻と殆ど一致している計算式を見付ける。今日子さんは一眠りし、計算式を解く。数字は「XYZの悲劇」のノベルス版のページ数と座標を表していた。一字一字文字を表す。名前が出てきた。
掟上今日子の心理実権 百道浜警部 次男が鉄扉で閉ざされた地下室で串刺しにされて殺されていた。母親が外で殺した赤ちゃんを鉄扉を壊した後で死体を持ち込んだ。
掟上今日子の筆跡鑑定 遊佐下警部 殺人事件の容疑者は絞られていた。ただその人物にはアリバイがあった。遊園地で脱出ゲームをしていたという。普通で二時間、いくら速くても一時間半はかかるという。一時間でクリアーしてもらいたいという依頼。今日子さんはスマートフォンの入力したキーワードの指の痕跡から協力者の存在を指摘した。

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