2017年4月15日土曜日

新・御宿かわせみ⑦ 青い服の女

新・御宿かわせみ⑦ 青い服の女 平岩弓枝
 霧笛 かわせみに不信な夫婦が泊まった。河田貿易の社長夫妻と矢吹甲次郎と島田松代の四人だった。甲次郎は毎晩、自分の部屋ではない所で碁盤に向かっていた。 
 後日、入り婿だった社長・敏之助は妻・光子に薬を飲ませぐっすり寝て居る間に松代の部屋に通っていた。敏之助は松代と駆け落ちしようと言っていたが土壇場で拒否したため、松代はピストルで敏之助を撃ち、松代も自死したことが新聞に載った。
 玄猪祭さわぎ 高木建設の娘・加津子が舟屋の息子・辰弥に嫁ぐ時に、高木家が五百両の持参金を持ってくるように言ったため縁談は壊れた。加津子が辰弥を見初めたはなしだったのに。加津子は源太郎の所に相談にきている。
 麻太郎の縁談は進んでいるようだ。両親が一条家に正式んい決めてきたようだ。
 去年今年 昔捨て子で角兵衛獅子だった男の子と女の子がかわせみで出会えた。男の子は角兵衛獅子の親方にも捨てられ、紬屋に拾われて今自分の店をもっている。
 青い服の女 バーンズ先生の所に来ていた青い服の女は詐欺師だった。昔、堀留小町と言われた女を探して欲しいと源太郎に近づいたのは詐欺師夫婦の旦那だった。
 二人女房 泊まっていた夫婦の所に本当の妻が来た。子供がいなくなったと思ったら妾さんが子供と遊んでいた。自分に懐いている子供だったが母親が現れると振り向きもせず走って行ってしまった。
 安見家の三姉妹 大富豪の安見家の三姉妹が 麻太郎におかぼれしているという新聞記事がでた。
 一条結子はまた留学したので、縁談は白紙にしてある。
 かわせみの春が身ごもった。相手は新番頭。正吉にようだ。正吉は春を六浦まで送り、正吉は方月館で働くつもりで出て行った。もう帰らないのだろうか。
 

季節の花もたべものもたくさん出てきた。

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