若さま十兵衛・天下無双の居候 早見俊
十兵衛・幕府総目付、将軍家兵法指南役・柳生但馬守宗矩の嫡男 柳生十兵衛
関ヶ原の戦いから29年、寛永六年 1629年 徳川家光
三年前、家光の勘気を被り蟄居になった。回国修業の後、江戸に戻り、日本橋の湯屋『富士の湯』に居候している。
家光ではないかと言われる辻斬り退治をしたり、天狗になったように強くなって奥方を見返そうとした婿養子の旗本の事件を解決する。
下野鹿沼藩・米倉備前守正影が毒殺され、旗本になっていた。犯人は医師戸と思われていたが奥様だったことを十兵衛が暴く。
贋宮本武蔵が現れる。十兵衛と対決し剣士として死ぬ。
若さま十兵衛・天下無双の居候2 暗殺 早見俊
柳生但馬守が命を狙われ、勾引かされる。十兵衛は父親を返して欲しければ、老中木崎備前守正行を暗殺するように言われる。
木崎の息子と御前試合をし、息子を負かしたために、難癖をつけられ隠居に追い込まれた旗本の娘がやったっことだった。父親は切腹しそれで納めようとした但馬守だったが、木崎の用人南方九十郎が現れそれだけでは済まされなかった。娘も自害する。
鼠と称する泥棒事件、商家の自作自演の泥棒劇を暴く。
養子に行った弟が、実家の兄を化け猫騒動で狂わし、死に追い詰め自分の息子を旗本の跡継ぎにしようとした事件。
薬種問屋筑後屋の息子を勾引かし、五百両を奪い、子供を殺された事件が起きた。薬種問屋の組合を作り、肝煎りになるために木崎への賄賂のための五百両だった。木崎は駿河屋から八百両貰い、あと二百両要求する。筑後屋は五百両を要求されたため、老中の土井大炊頭に訴えるといい、殺される。
江戸湾に海賊船が現れる。十兵衛は木崎に海賊船を退治するために作る、所司代の束ねになって欲しいと頼まれる。所司代には浪人が集められる。十兵衛たち数人が残り、海賊をやっつけた時、駿河屋と南方が現れ、十兵衛を殺そうとする。十兵衛は生き残り、木崎は切腹する。
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