御家人無頼蹴飛ばし左門4 富突吉凶 芝村凉也
儲け話しを潰し、副頭目・轡田兵庫の腹心・義堂一角を倒した三日日左門に赤鞘組みから無いも無いまま日が過ぎる。千手一家も法恩寺一家もおとなしく、お神楽一家も平穏だ。
助けて貰ったお礼だと、時々左門の屋敷を訪れていた備前屋の娘・お初が勾引かされた。備前屋の娘をたぶらかしていた御家人・上田銑太郎 高橋一助 青本喜内たち三人が左門に計りごとを潰され轡田に上納金を納められず考えたことだった。
高橋の右腕を斬り落とし、上田は右足を切り離された。青本の親指以外の指が切り落とされた。お初に恐ろしさを植え付けた。お初は助け出された。
左門は轡田に本来あるべき世の実現のために赤鞘組に入らないかと誘われる。断わる。左門は忍びのような男・尾藤に轡田の後ろにいる者を探って欲しいと持ちかけられる。断わる。猿橋市之丞は尾藤に轡田の後ろにいる者を探って欲しいと言われ、見放された轡田を裏切るつもりで、富くじに轡田を引っ張り出し、罠に嵌めようとするが、見破った轡田に殺される。尾藤も殺される。左門は見ていた。轡田は強い。
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