2017年12月22日金曜日

あやかし

あやかし
四の布団 しゃばけシリーズ 畠中恵
 一太郎の新しい布団から泣き声が聞こえる。田原屋に行くと番頭の死体があった。鳴家が動き回り、情報を集める。しかって怒鳴ってばかり入る主のため縫子は泣きながら布団を縫った。布団から泣き声が聞こえた縫子は逃げた。番頭も逃げようとした。おかみが番頭を止めようとしたが番頭は階段から落ち頭を打って亡くなった。二階に縫い部屋がある土蔵で亡くなったが台所の小部屋、主の部屋、奥座敷と死体を移動していた。
蛼橋 木内登
 佐吉は失明した母親の面倒を見るために、長年務めた店を辞めた。良い薬があるという店に毎日通う。貧乏で顔出ししなかった姉一家が母親を引き取ると言う。佐吉は亡くなっていた。
あやかし同心 霜島ケイ
 南町奉行所同心・柏木千太郎はのっぺらぼうだ。彼の存在を受け入れている。美しい妻と可愛い娘がいる。トキが大野屋のしのが乙吉に一緒に上方に駆け落ちしょうと誘われている止めて欲しいと訴えてくる。証拠にしのが乙吉に貰った珊瑚の簪は前に乙吉が駆け落ちした山城屋の峰の物だからという。山城屋の峰は駆け落ちし殺されていた。トキは簪の珊瑚だった。
うわんと鳴く声 小松エメル
 真葛の名医の父親は往診から帰って倒れ臥す。弟・太一の腕にうわんという妖怪が宿っていた。うわんから父親と弟を助けたいなら九百九十九の妖を捕らえろと命じられる。
 咲の身体が魚になっていく。咲の死んだ父親の所為だった。死んだことを受け入れられなかった父親。真葛が治療する。墓の中から現れた痒がっている武者に軟膏を塗る。
真葛たちの後を竜之介がつける。
夜の鶴 折口真喜子
 自然を肌で感じられる咲。風の塊が咲に吹きつける。家に帰らせてもらう。我が子・梅が熱を出し亡くなった。梅が餌をやっていた狸に付いて行く。餌をやり一緒にいると梅が入るような気がした。そんな話を几董は蕪村に話す。蕪村は自分と師匠とのことのようだと言った。
逃げ水 宮部みゆき
 ちかの所に丁稚・染松と番頭がきた。染松は田舎から出てきたばかりだが、染松の居る所の水がすぐに無くなるという。番頭の扱い邪険なので三島屋で染松を預かる。染松に旱が付いているらしい。平太と言う名に戻り江戸に居ることになった。平太を船頭になることになった。

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