舟を編む 三浦しをん
玄武書房に勤める変人扱いされている馬締光也は、辞書編集部に迎えられる。元大学教授国語学者・松本と定年間近な荒木、社員の西岡、契約社員の佐々木とで辞書「大渡海」を編纂しようとしていた。社員・西岡が宣伝部に移動させられる。西岡は移動するに当たって馬締の苦手な外交のための手引書を作る。後に来る人に見せるために、馬締のラブレターを隠していたりする。
十三年後。荒木は退職し、嘱託として顔を出す。馬締はラブレターの相手、下宿のおばさんの孫娘・香具矢と結婚していた。香具矢は自分の店で板前をしている。新しく若い女子社員・岸辺も参加する。
松本は辞書が出来上がるのを見ずに亡くなる。三ヶ月後辞書は完成する。
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