風烈廻り与力・青柳剣一郎㊵ 夜叉の涙 小杉健治
青柳剣一郎の機転のために、木綿問屋戸倉屋の床下に潜む引き込みが見付かり、残忍な押し込みを働く「鬼夜叉」一味の犯行が阻止された。
他の店を見張る火盗改に対して、戸倉屋をもう一度狙うだろうと考える剣一郎は注意を怠らない。
勘当寸前の戸倉屋の長男・浪太郎は鬼夜叉に取り込まれようとしていた。浪太郎に戸倉屋の引き込みをさせようとした。浪太郎を助けようとした鬼夜叉に育てられたつやと剣一郎の助けをしている太助の繋ぎのお陰で戸倉屋に押込む前に集まった隠れ家で鬼夜叉を捕まえた。浪太郎はつやと戸倉屋に帰った。
剣一郎の妻・多恵の実家・西の丸御納戸役湯浅家の当主・多恵の弟・高四郎が病気の為他界した。剣一郎と多恵を結びつけた高四郎だった。高四郎は死ぬ前に剣一郎の助けをしていた異腹の文七を屋敷にいれ、湯浅家を継ぐように託した。四十九日も終わった。
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