2019年2月10日日曜日

遠山金四郎が消える

遠山金四郎が消える 小杉健治
 文字菊という常磐津の師匠のところで政次が殺された。文字菊を好きだった松次郎が疑われる。北町奉行遠山金四郎は、女が男に常磐津を教える事は禁止されているにも関わらす、文字菊が続けていることに疑問を持った。
松次郎は牢送りになる。松次郎はその時会っていた女がいた。夫が病で薬がいるために客を引く武士の妻女だった。松次郎はその女のことは言えなかった。
 貞吉が自訴してきた。金が必要で押し入った。たまたまいたので殺してしまった言う。貞吉は禁制の絹物を売買したため潰された大城屋の手代だった。
 金四郎の隠密・駒之介は文字菊の旦那は後藤三右衛門だろうと調べてきた。証拠は無い。
 南町奉行だった矢部定謙が桑名に送られる事になった。大平に会えない金四郎は夜分こっそり熊谷宿まで行った。矢部は株仲間の解散を主張する後藤三右衛門に反対した。三右衛門は根に持ち、大城屋の養女になってから矢部家に入った側室の実家とおもって潰したのだった。金四郎は一日半で屋敷に帰った。
 貞吉は後藤三右衛門を殺すつもりだった。間違って殺したのだ。島送りになった。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿