御宿かわせみミステリ傑作選 平岩弓枝
大矢博子・選
倉の中 若女房・柳と奉公人・喜三郎が駆け落ちしたと言われていた伊勢屋。に泊まっ喜三郎の許嫁・とみがかわせみに泊まったことで、伊勢屋の主人・半兵衛が二人を殺して隠居の部屋の下に埋めていることが明るみに出た。
風鈴が切れた 女按摩・みつの亭主・漁師の弥吉が間男の良信を殺したと見なされていた事件を 東吾がみつにやった風鈴の糸が切れていたことで弥吉の濡れ衣がはらされた。
藤屋の火事 藤屋の火事で亡くなった女は京都から来た近江屋彦兵衛の娘の父違いの妹・六と証言したのが近江屋彦兵衛の娘・幸だったが、本当は死んだのが幸だった。
矢大臣殺し 仇討の祭りの芝居稽古で大騒ぎをお越し、その間にみんなが慕っていた浪人夫婦を死に追い立てた悪者を殺した。
残月 島帰りのきたがかわせみに泊まる。きたの隠している娘・うのは嫁ぎ先が決まっていた。妾がうのを襲うように頼んだ男がきたに殺された。二十年前の犯人は五才のうのだったことが判った。きたはまた八丈島へ流刑になった。
三日月紋の印籠 旗本の妾と息子・徳太郎がかわせみに泊まった。榊原家の印籠が無くなり徳太郎が持っていないか調べられた。徳太郎と東吾が榊原家に行き、言語障害の嫡男・右之助と話しながら徳太郎は右之助のおもちゃ箱から砂糖詰めの印籠を見付ける。
築地居留地の事件 バーンズ先生の友人スミスさんの夫人の小間使い・スーザンが殺される。花世と源太郎と麻太郎はスミス夫人とクーパーの不倫とスーザン殺害を暴いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿