2015年2月14日土曜日

八州廻り浪人奉行4

八州廻り浪人奉行4 風雲日光道中 稲葉稔
改題 昇龍の剣
 小室春斎は日光から江戸に帰る途中、大沢宿で篠井村と水無村の争いを目にし代表を連れて江戸へ帰る。
 評定所で御咎め無しになった後、小室の名で呼び出された名主・鈴木覚兵衛と下役・竹蔵が殺される。春斎は町奉行所に留められるが潔白は証明された。犯人に春斎も狙われる。犯人は捕まえられた後、舌を噛みきり死亡する。篠井村の伝兵衛に殺しを依頼された天海衆と呼ばれる修験者の息子・小平太だった。村の争いを焚きつけたのも伝兵衛で、八州廻りの手先・又蔵を殺し、篠井村の名主も殺し、二つの村を自分の思いのままにしようとしていた。
 小平太を殺されたために天海衆は春斎を捕まえようとする。人質を取り、明智平に呼び出す。
春斎は捕まり頭目にあったことを話す。閉じこめられた所から逃げ、人質を助け下山する。途中で囲まれるが頭目から去るように言われる。伝次郎は極刑にされた。


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