2015年2月25日水曜日

真・八州廻り浪人奉行1 2 3

真・八州廻り浪人奉行1 誓天の剣 稲葉稔
 文化九年 1812年 四月 
 小室春斎が八州廻りになって4年 浪人奉行の綽名が付いた。
 下野の廻村に春斎に同行した手下が三人殺される。春斎は小金井に調べに行く。
 下野で亡き者にした浪人の兄弟が、兄の仇を討とうとしていた。その弟を弟の敵と狙っている女がいた。春斎は敵を討たしてやる。
 春斎を兄のようにしたっている、元中西道場の弟弟子・中丸作之助を同行していた。
 松川左門から頼まれた”伊坂の蛇”に付いて調べて行くうちに伊坂の蛇は用心棒を雇い会津屋を襲い金を盗んだが、用心棒に殺されたことが分かった。その用心棒が作之助で伊坂の蛇の金を取っていた。春斎は金を置いて、江戸に戻るな。と言うが作之助と斬り合いになる。

真・八州廻り浪人奉行2 虹輪の剣 稲葉稔
 東海道で「毒蜘蛛」一味を退治する。捕縛したのは女・里一人だ。江戸の伊東屋、藤沢の長福寺の住職の祐仙、常磐屋の嘉兵衛すべて里が毒蜘蛛一味にやらせていた。
 左門は伊東屋の奉公人・新七を追いかけ平塚まで行く。新七は品川の煎餅屋の娘殺しの疑いも掛かっていたが、左門と品川に着いた時には、犯人が判っていた。

真・八州廻り浪人奉行3 奇蹟の剣 稲葉稔
 小室春斎は鎌倉へ、”九尾の作兵衛”の探索に行く。
 作兵衛に両親を殺され行く所が無い正吉は親の敵を取ると、春斎と行動を共にする。正吉は作兵衛たちの顔を知っていた。小坪で退治し口書きを取る。舌を噛みきり自死した。
 江戸の醤油問屋山城屋に入り皆殺しにし七百両を奪った賊が鎌倉に来ていた。賊が無理やり仲間に入れ両親を殺すと脅して連れてきた萩乃も一緒だ。萩乃の夫・青野利三郎も鎌倉へ追いかけてきていた。青野は萩乃を探していた。小室に相談する。賊は青野の同輩の島村長一郎の弟島村礼次郎と仲間だった。礼次郎は結婚前萩乃に言い寄っていた。礼次郎等を斬り、萩乃から話を聞く。経緯書を書く。萩乃の事は書かなかった。
 正吉は青野夫妻の養子になった。

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