2015年2月19日木曜日

柳橋の弥平次捕物噺〈四〉

柳橋の弥平次捕物噺四 道ずれ 藤井邦夫
 両国橋 雲海坊は置き去りに去れた子どもを見付ける。母親は夫を殺し浮気相手の女を殺しに行ったようだ。夫は助かった。女を殺す前に捕まえる。
 道ずれ 天狗の絵を残す盗賊が押し入った。皆殺しにする。首領は元高遠藩の侍だった。15年前に兄の仇討ちのため兄嫁と旅に出ていた。弟は盗賊になり兄嫁は敵と扇子に絵を描き生活していた。秋山久蔵は盗賊を追い詰め敵討ちを返り討ちにさせた。
 償い 寅吉は亡くした女房と面影が似ている女を知った。息子・新吉はいかさま博打でやくざに追われていた。新吉の友達は殺された。やくざを捕まえ一家を潰し、殺される前に新吉を捕まえたたきの刑にした。
 殺意 勇次は川に飛び込んだくみを助けた。母親が妾をしている旦那が殺された。くみが刺して逃げた後、使い走りをしている男が殺していた。くみは母親を殺しそうになったのでまたも手首を切る。くみは江戸所払いになる。弥平次の女房のおまきの親戚の川越えの織物問屋に奉公した。

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