2015年2月12日木曜日

八州廻り浪人奉行2

八州廻り浪人奉行2 血煙箱根越え 稲葉稔
改題 斬光の剣
 文化5年1808年 11月
 札差「扇屋」に賊が入り、家人、奉公人十数人を殺し、金蔵から七千両を奪って逃げた。逃げる途中、琉球使節の二人を殺している。姉の恋人、手代の秀次が手引きし、虚無僧が入って行くのを扇屋の娘二人が見ていた。途中で殺された琉球使節の一人は妹の恋人だった。姉妹が箱根を越えると話していたことを思い出す。小室春斎は箱根に急ぐ。姉妹も敵討ちのため箱根に行く。
 春斎についた番太・勘助が襲われ怪我をし、助けたのが姉妹だった。姉妹は土壁の休蔵に捕まる。春斎は二人を助け出し、街道荒し休蔵を退治する。
 薩摩藩の大名行列が病人が出たため、箱根から動かず、旅人も足止めされていた
人を捕まえた事を報告した。銀蔵の所に残ったお金を女郎衆を束ねる勢津に託した。

 姉妹は秀次を見付け後を尾け、関所破りをする。途中秀次に見付かり、追いついた春斎共々谷に落ちる。
 盗賊は三島に着いた。三島は虚無僧の銀蔵という親玉が牛耳っていた。三浦金吾と女郎衆百数十人に助けられ銀蔵の首を討ちさらした。銀蔵御殿が燃えた。
 姉妹に仇を討たせた。春斎は姉妹と七千両を持って江戸へ帰る。薩摩藩主に琉球使節の二名を殺した下手・・・。



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