妖し房 浮世絵師宗次が絵を描く予定で行った伏見屋の寮で内儀が殺されていた。伏見屋の先代の内儀の妹が旗本に嫁いでいた。伏見屋の先代は内儀の妹と関係を持ち子供が出来ていた。妹は死んでいた。三年前、伏見屋の主・善右衛門が倒れたころ旗本の息子・神崎善右衛門と入れ替わったようだ。宗次が暴き、お岡っ引き平造親分に告げる。寮の床下から伏見屋善右衛門の死体がでた。神崎家は取り潰し。
宗次は平造親分の女房が子供に乳を飲ませている所の絵を描く。
舞の剣 旗本や大店に盗みに入り浮世絵を残し、皆殺しにして行く盗賊がいる。与力統括の大崎兵衛から探索を頼まれる。宗次の名を騙り、浮世絵を描いている者が居る事が分かる。次の狙いが分かった。料亭だった。宗次は中に張り込み、盗賊が入り込むと筆頭与力・飯田次五郎に知らせる。盗賊を叩きつぶす。
須田次五郎が男で一つで育てている娘の絵を描く。
命賭け候 行き倒れの母娘を助けた。母親は死ぬ。娘・梅と宗次は暮らし始める。梅の身元を探って行くと、宗次の身元がわかった。だが、梅の身元は分からないまま、一度宗次の手元から連れ去られた梅が再び戻された。
宗次は 茶々(尾張・義直)→春(家光)→咲(尾張二代藩主・光友)→宗徳(宗次)である事を知る。宗次は梁伊対馬守隆房に預けられていた。
宗次の父は尾張藩二代藩主徳川光友、母は尾張藩付家老神坂家で養育された咲姫 家光の血を受け継いだ。家光は祖父に当たり、淀殿は曾祖母にあたる。
揚真流
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