2015年12月19日土曜日

風烈廻り与力青柳剣一郎(3)

風烈廻り与力青柳剣一郎(3) 八丁堀殺し 小杉健治
 与力が三人殺される。目的は一人、長崎屋の盗品買いを知り、強請りをしていた光岡征二郎だった。そのために元御家人、居合いの達人・葛城小平太を雇った。
 長崎屋惣右衛門が留守の夜に泥棒が入り十両盗まれた。伊助は、死にそうな女のため、お金が欲しかった。指物師の親方・英五郎は伊助を十日の期限をつけて逃がす。英五郎が捕まる。伊助のことは言わない。伊助は長崎屋の女将と与力光岡の関係を知ったと思われ命を狙われる。
 青柳剣一郎は、与力殺しの犯人と伊助を狙う者が同じ仲間と判り犯人を追い詰める。また、泥棒に殺されたと思われていた番頭を殺したのが女将だったことも判った。
 剣一郎の息子・剣之助は以前助けた娘・志乃と会った時、女中のおよねに、町方の与力では奥様(志乃の母親)は付き合いを許されないと言われた。

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