2016年6月14日火曜日

立場茶屋おりき23

立場茶屋おりき23 すみれ野 今井絵美子
冬濤 年が明ければ潤三は旅籠の番頭になる。
あすなろ園の勇次が15才になり漁師見習いになることになった。竜龍に入る。
夕顔忌 巳之吉は田端屋の初釜の出張料理に福治を連れて行く。正客は隠居の後妻の夕だった。
真田屋の源次郎 育世夫婦に子供ができる。
鷽姫 浜松の武具屋兜屋の娘・薫が掛川藩江戸留守居役嘉門孫十郎の養女になり奥勤めに入るために江戸に行く途中立場茶屋おりきに泊まった。薫は従者の一人が好きなようだ。知らぬは父親だけのように見える。何事もなく発ったが、掛川藩の屋敷に着いた時、薫とその従者は居なかった。薫になりすました侍女は斬られた。侍女は実母だったようだ。
同じ日、松風の間を好む尾張屋が泊まり、息子が結婚し子供が出来たことを言う。御端女なので反対したが子供ができたので・・・。美味しいお茶を入れるし、声が奇麗で子守唄に聞きほれるという。いい嫁です。という。
すみれ野 おみのは一年前に嵐に船を出し帰ってこない兄・才造の墓を妙国寺に建てた。
甲本屋に、三番目の子供が出来たようだ。貴之助が、藤沢で汀が貴之助の子供1才すみれと名付けて育てているようだと相談にくる。今にも藤沢に行きそうな貴之助に、それは汀の望んでいることではない。という。
三吉21の縁談が決まった。相手は筆屋京泉堂の次女・琴音23。持参金百両で伏見の別荘を新居にする。祝言は五月十日場所瓢亭という連絡が入る。双子の妹・おきちと番頭の潤三が行く予定。おきちは女将にならない、結婚したいという。

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