大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 山本功次
おゆう 本名・関口優佳28才 祖母から古い家と秘密を受け継いだ。現代と1821年を行ったり来たりできる。
宇田川聡 高校の同級生 分析オタク 検査分析のベンチャービジネスで成功している。江戸の事件関係の証拠品を鑑定してもらう。それらの物により、優佳が江戸時代と現在を行き来していることを知られる。
鵜飼伝三郎 南町奉行所定町廻り同心33才 江戸時代に来て12年、養子になった大沢道場の主・大沢甚右衛門も入り婿になった鵜飼剛之助も妻も亡くしていた。昭和20年に江戸時代に来ていた。おゆうが未来と現代を行き来していることに感づいているが、おゆうを失いたくないため口にはしない。
伝三郎の口利きで、薬種問屋藤屋の息子・久之助の死んだ事件を調べる。久之助が阿片や薬を横流しし闇の薬の横流しと売買を仕切っていたが仲間割れがあったと見られていた。
闇之薬は毘沙門の辰蔵と相州屋だったことが判った。辰蔵の仲間五人は殺される。血のついた手ぬぐい、殺しの現場の指紋、殺された五人の手形、毒が入っているおにぎり、酒の徳利など宇田川に鑑定してもらう。
黒幕の捜査をし、阿片の抜け荷と和薬種改会所問題が浮上する。盗聴器をつかうおゆうは大松屋の寮で柏崎藩の抜け荷と老中首座水野出羽守の家来・菅野が関係していることをつかむ。現れた阿片の箱に英語が使われていることで抜け荷と見破る。大松屋は闕所、菅野は水野家に任せることになる。和薬種改会所の話はなくなった。
おゆうは、藤屋がすべてのことを知っていて、調べを頼んだだろう。という。困った長男が死に次男が店を継ぐ。潰れた店の客を取り込む。和薬種改会所の話はなくなった。藤屋の思い通りになったことに腹を立てる。
おゆうは伝次郎を落とすと誓う。伝次郎は何のために江戸に来ているかこのままでは誘惑に乗れないと思う。惚れた弱みだと思う。
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