あくじゃれ瓢六 再開 諸田玲子
3年前お袖は火事に巻き込まれ亡くなったようだ。遺体は見付かっていない。瓢六はもう少しで40才
将軍家慶になった。いや家斉が亡くなった。家慶の世になった。
瓢六は六兵衛と名乗り小普請旗本・小出茂右衛門の屋敷の借家に隠れ住んでいる。以前の知り合いとは付き合いがなかったが出会ってしまった。
北町与力・菅野一之助 篠崎弥左衛門中風で右手が動きづらい 奉行・遠山左衛門尉
源次親分の孫娘を近くに住む勝麟太郎の叔父男谷家で働かせてもらう段取りを付ける。おさきは治助の息子と一緒になる覚悟をしていた。源次は病気の身体で治助の息子を傷つけて死んだ。
南町奉行は鳥居甲斐守になった。
遠山を密告した者を探す。殺された戯作者の縁者・吟味方与力が密告者だったようだ。割腹ように殺された。
奈緒・対水野の殿様の伝言を伝えに現れる。殿様は寺社奉行の弟
六兵衛たちを探りに来た密偵おりょう。すべてを知ったが南町奉行所に行きロザリオ出し何もしゃべらないで牢内で死んだ。
筧十五郎と秀斎、おひでを助けるために小出の奥様を利用する。秀斎は助かるが筧十五郎は右手の指を潰されていた。
萬兵衛が捕まった。治助の昔の悪仲間だ。悪行の証拠を見付けて治助を捕まえ遠山の裁きに掛けようと策を練ったところで遠山が大目付になってしまった。
弥左衛門の息子弥太郎が勾引かされる。萬兵衛と弥太郎の取り引きをする。船で行なわれた。瓢六は弥太郎を受け取り船に乗せ、自分は治助の船に乗り弥太郎のふねを蹴飛ばした。治助の船は底から水が入り転覆、治助は和船に泳ぎ着いたが棒で叩き殺された。瓢六は転覆した船に捕まり助かった。和船には仲間が乗っていただろうに。
西福寺と延命寺の間に桜の木を植えた。お袖の墓だ。
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