2017年8月21日月曜日

犯罪心理捜査官セバスチャン③ 白骨上・下

犯罪心理捜査官セバスチャン③ 白骨上・下 M・ヨート&H・ローセンフェルト
 トレッキング中に女性が発見した6人の遺体。白骨していたが頭蓋骨に弾痕があったため、トルケル率いる殺人捜査特別班に捜査要請が出された。トルケルは迷ったあげく、迷惑男セバスチャンにも声をかけた。
 ヴァニャがアメリカFBIの研修に行く可能性があったため、新人・イェニフェル・ホルムグレンが入った。
 身元が判らなかった。二人はトレッキングしていたオランダ人、残り四人は海外旅行に行ったとされていた、シャールス・セーデルクヴィストの弟・アダム・セーデルクヴィストの妻と子ども二人だった。
 シベカ・ハーンはアフガニスタンからの移民、十三年前に突然行方不明になった夫のことを調べてくれるように頼んでいた。初めてやっと「徹底検証」という番組の記者が尋ねてきた。保守的な周りの人々に意見され断ってしまうが、息子・メヘランが調べ出す。ヨセフという男に連絡を取ったために命を狙われることになる。
 十三年前、シャールスは軍情報局にいた。ヨセフは潜在しているテロリストをシャールスに耳打ちしていた。もう見付からないようになった頃ヨセフは関係のない二人、シベカの夫と従兄弟の名前を耳打ちした。アメリカ人は二人を尋問し殺してしまった。二人の失踪事件の捜査打ち切りをシャールスは弟・アダムに頼んだ。アダムは打ち切りにしたが、自身が調べ始めたためにアメリカ人・パトリシアがアダムの家族を殺し、見られてしまったオランダ人二人も殺して埋めていた。
 アダムがその後半年は生きていたようにされていたり、DNA鑑定にシャールスが他人のDNAを提出していたことで不審を抱いたトルケルたちはシャールスを追っていた。メヘランのことを知りメヘランの携帯から居所を探り追って行く。
 ヨセフはシャールスに殺され、シャールスは追いつめられ殺人捜査特別班のビリーに射殺された。メヘランは助けられたが真相は告げられないままだった。トルケルたちもシャールスが死んだため真相は判らないまま。
 シャールスの上官だったアレクサンデル・セーデリングも殺される。
 トルケルは何でもマスコミに筒抜けになるイェムランド県警に四人の身元を含む捜査打ち切りの結果を知らせた。これからどうなるか。神のみぞ知るということ。
  
 ヴァニアの父親の旧悪の書類がセバスチャンからセバスチャンにつきまとっている女・エリノールの手で、当局へ渡ってしまった。父親・ヴァルデマルが捕まる。牢で病気が判り、腎臓移植を希望するヴァニャは適性検査をうける。親子で無いことが判ってしまう。
 殺人捜査特別班の鑑識官・ウルスラがセバスチャンの家に泊まっている時、玄関のインターフォンを鳴らしエリノールがやってくる。エリノールは覗き窓にピストルを構えている。

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