京都・高野路殺人事件 人情刑事・道原伝吉 梓林太郎
安曇野のホテルで東京のイラストレーター・早見有希世の他殺死体が見付かり、道原伝吉が調べる。
有希世は安曇野の優良企業アイケ理研の社長・笛木岳彦の支援を受けていた。笛木社長は京都に行ったはずが行方不明になる。笛木の愛人・長尾松美が笛木の高野山に買った家で殺される。高野山の家を見に行った笛木の息子・克則が高野山で殺された。
京都駅で笛木岳彦が二人の男に拉致される映像が見付かった。拉致した男の一人が東京で殺された。
事件は、笛木の秘書・矢代の計画したものだった。一年前、役員に選任されるかと期待していたが推薦されなかった。役員を決めるには、社長が推薦し、大株主・柴田瀧太郎の許可を貰う。矢代は笛木が推薦しなかったと思った。来年、笛木の息子・克則が推薦されると言う噂を聞いた矢代は、笛木を窮地に追い込むストーリーを考えた。柴田の指示で揉め事を処理している梅崎を仲間にした。
梅崎は高野山にいる長尾松美を殺した。京都で笛木を拉致し、和歌山のマンションの一室に閉じこめた。梅崎の知人・滝川が見張りに付いた。梅崎は克則を殺した。矢代は梅崎が危険な人物とみて殺した。梅崎が殺されたことを知った滝川は笛木を松本市まで送って降ろした。矢代は逮捕され、滝川も見付けられた。笛木は辞任したいと思ったが柴田は会社の信用を立て直せと言った。
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