時代小説 読み歩き
私の読んだ本の記録です
2017年10月11日水曜日
秋月記
秋月記
葉室麟
筑前の小藩・秋月藩で、専横を極めた家老・宮崎織部を、若き藩士たちが糾弾に立ち上がり、本藩・福岡藩の援助を得て、排除に成功した。が、それは福岡藩の秋月藩の乗っ取りだった。悪と思われた宮崎織部だが、渡辺帯刀や姫野三弥がそう見えるように仕組んでいた。
中心になって働いた間小四郎は以後、福岡藩から脱することだけを考える。
福岡藩から秋月藩を取り戻した時から、小四郎は黒幕と言われる。隠居して余楽斎と名乗る。贅沢な藩主を引退させようとしたことが漏れ、玄界島に流される。
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