2017年10月12日木曜日

浪人奉行 二ノ巻

浪人奉行 二ノ巻 稲葉稔
 八雲兼四郎は、「さけ めし いろは屋」をやっている。時々、呉服木綿問屋・岩城升屋の主人九右衛門と栖岸院の住職・隆観に頼まれて浪人奉行になる。
 回漕問屋の船が乗っ取られているようなで調べることになった。船が行方不明になり、安い反物が出回っているという。岩城升屋は自分の店へ来る船を途中で止めた。岩城升屋の奉公人・定次と橘官兵衛と三人で調べながら松戸へ行く。
 五人組が船を乗っ取り船頭等を皆殺しにしているようだ。米等かさ張る物はうちゃって、呉服反物等を売り捌いているようだ。松戸から市川辺りを探す。小廻船の持ち主・徳造が殺され、茶屋の女将・夕が勾引かされていた。彼らは岩城升屋の船を待っていた。
 出会った五人組を順に倒す。夕を助け出し、彼らの持っていたお金を四百三十余両回収した。彼らの宿泊家となった百姓家の夫婦は殺されていた。村役に話をし、お金を預けた。江戸に帰る。
 九右衛門から二十両受け取った。

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