2017年5月10日水曜日

剣客旗本奮闘記⑫ 三狼鬼剣

剣客旗本奮闘記⑫ 三狼鬼剣 第一幕 完 鳥羽亮
 御小人目付が殺される。武士に寄る強請で千両を取られた商家が二軒あるようだ。作事方を名乗る者と御納戸役を名乗るものがいる。
 二百石非役の旗本・青井市之介25は、伯父・千石の旗本御目付け大草主計から手伝いを頼まれ、道場仲間・糸井俊太郎に手を貸す。いつも百両貰う。今回は徒目付組頭という役名が出た
 父親が御納戸役だった御家人阿部と、作事方だった時、棟梁から賄賂を貰い便宜を図ったことで辞めさせられた伊勢田と道場の食客だった吉松が犯人だった。町人が一人と同門の越水が仲間に加わっていた。
 青井は吉松の折身の突きを破り倒す。伊勢田は捕まり、阿部は自死する。町人は町方に渡された。

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