猫背の虎 動乱始末 真保裕一
大田虎之助 16才で南町見習い同心、猫背の虎と言われる。20才当番方同心になる。24才地震のため本所深川臨時の臨時見廻り役になる。松五郎が岡っ引きに戻る。小者新八21才
父・太田龍之助 三年前に他界 仏の大龍と呼ばれる。町会所掛り。
母・真木 姉・初音 離婚し実家に戻っている。
佳代 山吹屋長女 父が虎之助の嫁にしようとしていたが、龍之介が亡くなり話が無くなった。大田家の者は知らない。妹と虎之助との縁談が壊れた後、虎之助と関係を持つが、別居していた夫の元へ帰る。
美代 山吹家の次女 虎之助との縁談話があったが姉たちが断られるように仕向けた。
佐吉 五年前、店と妻と子どもを火事で失った。やっとどうにか立ち上げた店が地震でなくした。生きる気力が無い。五年前の火事の原因を作った弟と間違い、男を刺した。怪我が浅かったため御救小屋での働きを命じられる。
虎之助は商家への打ち壊しを、大名を利用しくいとめる。
籠に入った益蔵の遺体を見付ける。女房が遺体を取りに来る。次の日、本当の女房が来る。焼かれて骨になった遺体が見付かり、虎之助は益蔵の遺体が焼かれたのだと考え、結城屋の者を呼び出し泊める。結城屋に盗人が来るのを待つ。少し前に結城屋の近所で起こった押し込みのと関係があるとみた。盗んだ金を益蔵が結城屋に隠し鍵を身体の中に隠していたのだった。遺体を焼き鍵を取り出し結城屋に来ると待っていた。捕まった。
お救い小屋のために米蔵の米が出され帳面の数より多いことが発覚した。虎之助は町会所掛りをしていた父親に疑惑の目を向ける。真木の父親の所に聞きに行く。虎之助は結城屋の捕物で命を狙われた。龍之助は町会所の米を転売していた義父のことを知り、穴埋めに取り掛かっていた。途中で亡くなってしまった。転売に関係していた同心もあぶり出された。
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