2017年5月29日月曜日

町奉行内与力奮闘記〈四)

町奉行内与力奮闘記〈四) 連環の罠 上田秀人
 北町奉行所内与力・城見亨が命を狙われ捕まえた浪人と言い張っている伊藤卓也を年番方与力・左中居作吾が寺社奉行・松平伊賀守に恩を売るため、城見と知り合いだと言う供述を取りとり解き放たれる。伊藤は仲間に殺される。
 曲淵甲斐守は亨に中途半端な捕らえ方をせず、殺してしまうか、自分で曲淵のところに連れてくるべきだったと諭す。
 とばっちりが同心板谷と自分に来ると考えた岡っ引き・神田の次郎は殺し屋・陰蔵に城見の殺しを頼む。城見は狙われた殺し屋の一人を殺す。神田の次郎を捕まえるが、次郎は殺し屋に殺される。殺し屋は、亨の廻りをうろつく亨に思いを寄せる西咲江に目を付ける。

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