2017年5月25日木曜日

禁裏付雅帳〈四〉

禁裏付雅帳〈四〉 策謀 上田秀人
 東城鷹矢は物価調査のために錦市場に行く。錦市場の者に襲われる、錦市場の世話役の中にも裏切り者がいた。調査をしても何もするなと言う棚屋を追い返す。枡屋茂右衛門(若冲)が取り成しをする。鷹矢が襲われたことを町奉行所んい届けないために錦市場を閉鎖する理由が無くなった。閉鎖して半年ほどで、再開を願い、冥加金が奉行所に入り、市場を復活させた功績で店主らを支配するという計画を建てた者がいた。自分たちの身代わりを作る間、枡やを押さえておいて欲しいと東町の遠田に頼む。手鎖にされた枡屋を出すために鷹矢は池田奉行を頼む。
 禁裏の帳面を見た。三倍から五倍になっていたが、市場よりは高いが随分と安くなった。どこまで金が廻っていたのか、調べれば弱みを探れるのではないかと思う。

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