2017年5月15日月曜日

遠州浜松殺人奏曲

遠州浜松殺人奏曲 梓林太郎 
 浜松市の龍潭寺から怪我をした男性が救急車で運ばれた。病院で亡くなる。小仏太郎と名乗った。小仏太郎は調べ始めた。近くで一人の遺体が見付かった。名前は分からない。小仏太郎と名乗ったのは元刑事・中ノ島豪だった。小仏は中ノ島と出会った場所を思い出した。十五年前の歌舞伎町ビル火災現場だった。中ノ島豪は五年前、十五年前の火災の放火犯でしょうと製薬会社の専務・雨宮を強請っていた。雨宮は違うと言うが、証拠が有ると言われ、間違いでも公にされると困るので、五千万円を払った。また、強請ってきたのでお金を渡す振りして人数を雇い、殴り殺した。小仏が強請だと思った中ノ島は自分で指定場所を決め、やってきた小仏を、殴り殺そうとした所を捕まえられた。
 中ノ島豪の父親は行方不明だった。父親の借金を返すために豪は警察を辞めていた。父親は歌手をしている女と一緒にいた。北海道で見付ける。父親は家に連絡を入れる。女も連絡をする。もう一人の殺された男の身元が分かる。男の母親は話を聞いた歌手の女を見に行き売り出せるように手配する。
 小仏の探偵事務所の客の社長の愛人が誘拐された。小仏は相談されたが警察に届ける。捕まえた男は中ノ島の仲間だった。愛人が閉じこめられたのは小仏と名乗った男の部屋だった。

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