
山城守貞頼は八千石になり屋敷裏の空き地を拝領した。四万石田賀藩御中老六百石廣澤家を離縁された娘・美雪は求学館「井華塾」という女性塾を開く予定になっている。離縁しながら美雪に付きまとう廣澤和之進が美雪と会う宗次に刀を抜いて突っかかり勝負にならない負け方で川に落ちた。
長屋の向かいの屋根葺き職人久平とチヨの娘・花子と吾子が迷い犬・狆を拾った事で出会ったのは、駿河大納言徳川忠長の息子・松平長七郎長頼だった。奥様の飼い犬だった。乗泉寺谷町に連れて行く約束をする。
美雪はチヨに、漬物、煮物を習っていた。
苦難をこえて 西条家の妻の里・大和より曽雅のお祖母様が江戸にやってきた。宗次と美雪は徒歩で保土ケ谷の本陣まで迎えに行く。本陣で侍姿で美雪と並んで座る宗次に、お祖母様は貞頼の言葉として「我が身が穏やかな今のうちに、美雪の生涯を預かって貰えまいか」と言う。またお祖母様は「美雪の生涯を救ってくれ。預かってくれ。護ってくれ」とお願いされる。宗次は「大藩の政治に巻き込まれる恐れがある。私と供にある者も平穏では居れなくなる恐がある。命さえ危ういかも・・・」と言うが美雪は「供に歩みたい」と言い。宗次も「護る」事を誓う。お祖母様は貞頼に「真にめでたく調いたり」と伝える。
夢伝心眼流 揚真流 夢想心影一刀流
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