2017年5月5日金曜日

新・古着屋総兵衛(十三) 虎の尾を踏む

新・古着屋総兵衛(十三) 虎の尾を踏む 佐伯泰英
 仙洞女院付・九条文女が誘拐され、総兵衛は探し回るが見付けられない。江戸城にも忍び込むが居なかった。二番火除地の開き屋敷の蔵屋敷に閉じこめられていた。老中牧野忠精が隠し屋敷として使っていた。九条文女を取り返す。
 長岡藩牧野家家老が鳶沢町の大黒屋を襲った。火付けをする。大目付本庄義親は牧野家家老に虎の尾を踏んだと言い、城中の触れてはならない謎と言う。家老は異人たちが江尻近くに船隠しがあることを承知していることを教えた。
 総兵衛はイマサカ号でマードレ・デ・デウス号との戦いに出る。正介の開発した爆裂弾で二隻の異人船は沈没した。
 イマサカ号と大黒丸は交易に出た。新造船の外見図と計画図と要望書を持って。
 新任老中青山忠裕が大黒屋に近づいて来た。

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