2017年5月8日月曜日

浪人奉行 一ノ巻

浪人奉行 一ノ巻 稲葉稔
 呉服木綿問屋・岩城升屋の主・九右衛門と栖岸院の住職・隆観は八雲兼四郎を雇い、悪党を成敗して欲しいと頼んだ。無宿の悪鬼を退治する浪人奉行と名付けた。
八雲兼四郎は師匠の娘と子供を夫のところに送る途中、無頼の者に二人を殺されていた。町人になり、「いろは屋」というめし、干物、酒の店をやっていた。
 定次という元岡っ引きといっしょに、下高井戸の百姓の家を襲った者を退治に行った。
 彼らは江戸で押込みを働き、二つに分けた盗み金を持って現れる仲間を待っていた。待ち切れなくて百姓屋で人を斬っていた。二軒の百姓家を襲っていた。途中、橘官兵衛が仲間になった。
 七人を斬り終わった。いろは屋の主人に戻った。

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