2017年5月24日水曜日

ゆめ姫事件帖⑤

ゆめ姫事件帖⑤ 鬼がくる 和田はつ子
 ゆめ姫が悪霊との闘いを宣言する 信二郎は眠ったまま。庄内屋の息子・太郎を探すが殺されていた。亡くなっている妹・てるの力を借りて明如が太郎を殺した事を自白させる。明如は服毒自殺をした。
 ゆめ姫が読み解く霊の気持ち 医者・中本尚庵の実父を探す。実父与兵衛は妻・品を殺したことになっていた。品は妾・縫に子供が出来、自分が病気のため縫が犯人と思われるように自死していた。与兵衛は縫を庇い、自分が犯人と思われるようにして逃げていた。縫は尼になり二十日ほど前に自分が犯人だと書き置きし亡くなっていた。与兵衛と尚庵は会った。
蜂に刺され亡くなった男の子・真吉も実母の事、心残りだった若菜ちゃんのことが判り心置きなく光になった。
 ゆめ姫、悪霊を追い続ける 干瓢で首を絞められ殺される事件が続く。旗本が天狗の面を付けた強姦魔だった。娘は父親の残した日記から相手を調べ父親の血を絶やして行ったのだった。自死した。
信二郎とゆめ姫の許嫁・慶斉が悪霊・隆仙にとりつかれ油壷を持って彷徨う。明如やてるの力を借り”心は身体 身体も心。心は幻、身体も幻、これ最強の奥義なり”を唱え隆仙は崩れた。信二郎は目を覚ました。
 ゆめ姫が大奥で生き女雛を選ぶ? 大奥で雛人形を選ぶ。ゆめ姫の父・家斉の側室・お雪の方が亡くなった。化粧品・白粉を服用していたためだった。想像妊娠だったお美央の方は病気療養の名目で尼寺の離れで暮らすことになった。お梅の方が付き添うことを志願した。

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