2017年6月21日水曜日

吉原裏同心抄① 旅立ちぬ

吉原裏同心抄① 旅立ちぬ 佐伯泰英
 山口巴屋の玉藻の祝言の話が決まる。巴屋の板長・正三郎。
 吉原内の稲荷の賽銭泥棒が出る。神守幹次郎と吉原外の同心・桑原市松との連携で吉原甘味どころのゆうと父親を捕まえた。
 薄墨太夫の禿だった小花が新造の桜季になった。桜季の姉は吉原の火事のどさくさに人を殺し自分に見立て逃げ、神守に殺されていた。桜季に湾曲して伝えた者がいるようだ。桜季の幼なじみを捕まえ、桜季に本当の事を話した。
 薄墨太夫は身請けされ加門麻となった。麻は神守夫婦が住む柘榴の家に離れを建てて住む事になった。麻の母親との思い出の地・鎌倉へ三人で行く。麻の母親の行った寺は東慶寺だった。そのころの母の話を聞く。

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