神様の御用人(3) 浅葉なつ
天降るデザイナー 天棚機姫神 伊勢神宮で天照太御神の服を作っている。自分の織る服の人気が無くなった。自分の作った服を受け入れてくれる人の子を探して欲しいというご用。穂乃香が泣女のためにリボンを買うのを見た。私は何のために服を作っていた?「お前の作った服を着て喜んでくれる誰かのために」という良彦。私の服を着て喜んでくれる神のために長い間作っていた事を思い出して帰って行く。穂乃香に作ってくれた服に素敵な服をありがとう。とってもうれしいという穂乃香。私もうれしいですという天棚機姫神。
一人角力 「大山祇の稲の精」がJAの服を着て稲元さんとして地元に溶け込んでいる。大山積神の眷族。御田植祭で神事として一人角力が行われる。精霊を相手に相撲をとり、二勝一敗で精霊が勝つ事でその年の豊作がやくそくされると決まっている。私を負かして欲しいというのが御用。知り合った少年は生まれてくる妹を護るために強くなりたいという。精霊は「この美しい人の子の世界を守りたかったんです」人の子を守るために強くあろうとした私が人の子に教えられた。
童子の柄杓 貴船の高靇神(雨冠と龍の間に口が三つ並ぶがパソコンに無い)の御用は、降臨した時にお供をしていた童子に渡した鏡岩から作った柄杓を探して欲しいというものだった。童子の子孫八家は社家を辞めていた。高岡遥斗と出会う。遥斗は小さい時貴船で溺れ高靇神に助けられ恩返しをしたいと思っていた。良彦が御用人であることを受け入れられなかった。が協力する。遥斗の家が八家の子孫だった。高靇神は八家の子孫が見付かったことで納得した。(仏国童子 舌家)
橘の約束 田道間守命は橘を持って帰り、神になった。穂乃香も一緒にオレンジクリームを挟んだシュークリームを作り、菅原伏見東陵の垂仁天皇の墓へ行き、垂仁天皇に渡した。垂仁天皇の命令で橘を探しに行き十年掛かって帰って来た時、天皇は亡くなっていた。二千年待ったという天皇。田道間守もやっとかなった。菓祖
この本は語り部が良彦のことを次の御用人にはなしている話なのだが、良彦は宮司になってる?穂乃香がお母さん?
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