2017年7月7日金曜日

毒草師③ パンドラの鳥籠

毒草師③ パンドラの鳥籠 高田崇史
 「魔女の薬草」を探し求めた生物学者が失踪した。西田は失踪場所が「魔女の鳥籠」と呼ばれていることを知る。首無し連続殺人事件が発生し、白髪となった大学生の溺死体が発見された場所だった。西田は毒草師・御名形史紋に協力を仰ぐ。丹後には浦島伝説、蓬莱山、「徐福」伝説、羽衣伝説、不老不死伝説があった。
 魔女の鳥籠を守る井筒家、魔女の館には大麻など毒がたき込められていた。そこで守っていたのは玉手箱・玉クシゲだった。中に亀の甲羅と乙姫の髪の毛が入っているという。館に史紋の助手・神凪百合が入ってみる。西田が追いかけ邪魔になる。
 館で木乃伊を作り守ってきた「祝」(ほふり)井筒家の姉・鈴香と止めようとする涼香が争いになり火事になる。井筒家の当主・要は火の中に飛び込み、焼死する。鈴香も焼死体で見付かる。涼香は箱を守り、魔女の鳥籠を造ろうとしている。

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