大江戸『町』物語 風
本所深川 もののけ本所深川事件帖 オサキシリーズ
オサキぬらりひょんに会う 高橋由太
周吉20才 本所深川の献残屋の手代 周吉の懐に人には見えないオサキがいる。
献残屋に自殺した老婆・おさき住んでいたが家が持ち込まれた。その家で、おさきを追い詰めた金貸しが殺されていた。周吉が行くと天井裏にぬらりひょんがいた。品の良い隠居の様に見える妖怪だ。
ぬらりひょんは岡っ引きの前で、おさきに世話になった男三人の嘘を問い詰め、殺しを白状させた。
四谷神楽坂 夕霞の女 千野隆司
登世は150俵御徒組頭植木弥平次に離縁された。父の弟・与次郎を頼る。夕霞という女郎屋の女中をすることになった。宇良は叔父が宇良の店の金を持ち逃げしたため売られてきた。登世は宇良の叔父を探し出し、博打で使う前に取り戻し、宇良を身請けした。宇良は与次郎の口利きで女郎屋の女中をすることにした。
千住宿 付け馬隠密牛太郎小蝶丸 中谷航太郎
三年前、生き倒れの小蝶丸を助け、使ってくれている楼主・喜兵衛の孫娘・雪が勾引かされる。300両を奪われるが、拾った簪をヒントにお雪を助け出し、お金を取り戻す。
八丁堀 鬼が見える 和田はつ子
南町定町廻り同心・渡辺源時は一年前、同心株を買い夫婦養子になっていた。妻は稀世、医者をしている。
実家の妹・福が勾引かされる。その時から鬼が見えるようになった。源頼光四天王の子孫だった。今も鬼退治をしている者が、源時も仲間だと教える。狼鬼の楽田が協力してくれる。鬼狩りをする四天王の子孫の旗本が金儲けのため人買いをしていた。
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