2015年4月25日土曜日

日暮し同心始末帖3

日暮し同心始末帖3 冬の風鈴 辻堂魁
 文化14年 1817年
 石川島人足寄場から出たばかりの男・伝七が殺される。平同心日暮龍平の掛かりになる。
 人足寄場に入る前に、伝七は質屋・朱鷺屋の妾宅から40両を盗んでいた。龍平が火盗改の下っ引きに聞き込みに行くと、逃げ出し、屋根から落ちて死ぬ。同心・土屋、岡っ引き・吉三郎が殺される。伝七は浪人と妾宅に押し込み三百両を盗んでいた。朱鷺屋は土屋たちと組み脇質屋を営んでいた。伝七を責め、三百両の隠し場所を聞き出し殺していた。浪人は兄に殺される。妾・林は預かっていた三百両を差し出す。朱鷺屋は脇質屋のことを知られるのは困るので、自分の所の金だとは言わない。林は25両を貰う。
 龍平31才、俊太郎6才、菜実はいはいで動きまわる。
 俊太郎は道場に通いたいと言うと「父に習え。」と言われる。俊太郎は旗本の息子とけんかをした。怪我をさせたというので謝りに行く。道場で試合を挑まれ、呆気なく相手を倒す。口入れ屋の宮三と息子の寛一と一緒に食事をし、父親が凄いことを知る。

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