2015年4月7日火曜日

入り婿侍商い帖1

入り婿侍商い帖1 千野隆司
 五月女角次郎 下谷車坂 直心影流赤石郡司兵衛道場 三百五十石旗本 小十人組頭次男23才 知行地下総野田 祖父と野田で七年暮らし、米には詳しい。
 島津惣右介23才 角次郎の道場仲間 南町定廻り見習いになる。
 やくざ者に因縁をつけられていた搗き米屋の主を助けた。搗き米屋でアルバイトを始めた。五俵の米を取られた大黒屋のために、大黒屋・善兵衛と野田へ米の仕入れに行く。祖父の知り合いのお陰で五俵仕入れた。
 角次郎は大黒屋への婿入りを決めた。一ヶ月後の祝言を決め、見習いに入る。娘・万季は祖父が亡くなってから口がきけなくなった。書を書き、人の字を真似る才能がある。
 米問屋・佐柄木屋は、大黒屋の地所が欲しいため、大黒屋に嫌がらせをする。証人は殺されてしまう。
 五十両を借りて野田へ仕入れに行く。千石旗本・袴田治衛門・祖父の碁仲間のおかげで、百三十俵仕入れて帰る。善兵衛は借金返済後襲われ、返金証書を奪われる。借金の取り立てが来るが、万季が贋証明書を作り、受取書を見せ、相手の借用書を燃やす。
 大黒屋の命を狙いに来た者を、捕らえようとすると、佐柄木屋の長男・利之助と用心棒が現れ殺してしまう。

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