2018年9月16日日曜日

神の時空⑦ 五色不動の猛火

神の時空⑦ 五色不動の猛火 高田崇史
 都内で放火殺人が起る。被害者は碑文谷女子大付属高校の関わりのある者だった。辻曲彩音は放火場所が江戸五色不動尊だと気付く。次の狙われ場所を華岡歳太警部補に連絡する。華岡警部補と久野剛史巡査は彩音たちの後を付ける。
 五色不動や六地蔵は江戸の罪人や罪を犯していないのに処刑された者、人間扱いをされなかった人々の魂を封印する役目を担っている。現在では彼らを鎮魂せず、地下に封じ込まれている。
 放火し、生贄を供え、彼らの霊魂を地上に解き放つ目的だった。高村篁一派の行為かと思ったが、磯笛が犯人を捕まえてくる。闇藤・左・藤守と名乗る男を魔界の手先と言う。
 高村が願うのは、怨霊を認め共に暮らす国。怨霊を認めないのは、怨霊を作り出した恨みの発祥を暴く者が出る。自分たちの犯した罪を隠したくて怨霊を隠す。
 陽一がどこかへ行って姿を見せない。

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