神の時空 前紀 女神の功罪 高田崇史
八年前のバス事故は高村篁が、磯笛たちを使って起こさせたものだった。
事故の二年前から、國學院大学教授・潮田の研究室の重鎮が、二人、変わった死に方をしていた。磯笛たち・狐によってかみ殺されていたのだが、野犬に襲われたことになっている。
加藤範夫が親しくしていた、潮田教授の研究室の第三に人物・永田遼子が自殺する。磯笛たちに殺されているが、ビルからの飛び降りと判断された。遼子は、天皇家の血筋に女系が入っているという説に辿り着いた。そして殺された。潮田教授は現代確立されていることに異議を唱えていた。
高村は異議を表に出すよりも、このまま黙って続けることで天皇制の存続が消えることを良しとし、異議を唱える者を消していった。
バス旅行は磯笛が範夫を利用し、研究者たちを旅行に集め事故を起こしたものだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿