2018年9月6日木曜日

聡四郎巡検譚 二 検断

聡四郎巡検譚 二 検断 上田秀人
 目付 野辺三十郎は、目付けの仕事範囲に入る道中奉行副役という新しい役職が気に入らない。駿府町奉行・遠藤讃岐守へ、同じ考えになると思い、水城聡四郎を亡き者にするよう頼む書状を徒目付・小高佐武郎に託す。遠藤は水城を殺すことは上様の怒りを買う。野辺の捨て駒にされると言い、小高に江戸へ帰り側用人加納近江守に伝えるように言う。
小高は加納に伝え、家族を護ってもらう。
 野辺は何か手柄を挙げようと思っている所に、挙動不審者を見付ける。吉宗が将軍になったことに納得いかない尾張の者は吉宗の暗殺を企てる。見張りが緩い城中に入り込む。
野辺は見付けていた。
 聡四郎と大宮玄馬は伊賀を通る。伊賀忍たちとの今までのことを考え用心する。伊賀忍の頭領・百地丹波介が現れ、伊賀は水城様を狙いませんと言う。江戸で水城家を護る伊賀の抜け忍・袖の妹・
菜が現れ気を付けるように言う。伊賀忍の隠居三人が襲ってくる。伊賀の郷が潰れる。伊賀の郷を潰さぬ為に最後の三人が来たと言う。一人が死に後二人に聡四郎は話しをしたいから京で話そうということになった。

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