2018年9月2日日曜日

剣客相談人16 風の剣士

剣客相談人16 風の剣士 森詠
 殿こと大館文史郎は那須川藩の国許の那須山麓の庄屋宅に行った。庄屋の娘・如月からの手紙を貰い、如月と娘・弥生に会いに行く。
 弥生の弟・駒之介を通し、家老の不正を暴き、隠居させ、家老の息子・道介の将来を考え江戸で武芸・学問を学ぶ事とした。駒之介は郷士の父親を見習い庄屋の道を進むことにした。
 文史郎は道介と共に子供にしか見えないと言われる風の剣士を見、「江戸に帰るが良い。おぬしがやるべきことは江戸にある。それを忘れるな。」という助言を貰った。
 おとうさまと呼ぶようになった弥生が泣いたが、文史郎は堪え旅立った。

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