2018年6月20日水曜日

神の時空② 倭の水霊

神の時空② 倭の水霊 高田崇史
 涙川紗也は自分のストーカーが殺されているのを見付ける。犯人とされ紗也に関わった人たちも殺されて行く。
 正体不明の高村篁は、部下、鳴石と蛇、綱手を使って、弟橘姫の子孫・涙川紗也を弟橘姫が眠る走水神社の前で生贄にし、弟橘姫の怨霊を起こさせようとしていた。大雨を降らせ、熱田神宮に眠る、日本武尊の怨霊を起こすと共に、草彅剣の怨霊も起こそうとした。
弟橘姫を目覚めさせ日本武尊にぶつけようとした。
 辻曲了と彩音は走水神社の裏の古い稲荷神社の拝殿前で殺されそうになっている紗也を助ける。紗也と共に魂鎮めの祝詞を挙げる。巳雨は火地から言われたマーガレットを祭壇に供える。紗也は鎮まり下さいと叫び、そのタイミングで揺れが収まる。紗也は、自分が弟橘姫の子孫であること。弟橘姫は自分から犠牲になったのではなく、日本武尊が自分が助かるために敵に差し出されたことを知らされる。
 紗也を誘拐して走水神社に連れて行く計画を紗也のストーカーだった憲は知ったため、殺された。事件の目撃者は仲間の刑事の姿を見たために殺された。運ばれる途中、事故に遭った。諸々のことから紗也を救ったのは福來陽一・ぬりかべだった。死ぬ前、紗也は陽一の恋人だった。陽一は紗也を見守っていたために今回助けることができた。紗也も陽一が守ってくれたのだと思った。紗也は引っ越しし、弟橘姫を祀る決心をした。
 綱手と蛇は警察に捕まった。蛇は刑事だった。鳴石は逃げた。鎌倉の事件を起こしそうな。摩季が元気に出てくる。鎌倉が①で倭の水霊が2弾になっているが、中身はこちらが①で鎌倉が②のようだ。
 

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