更紗屋おりん雛形帖 黒染の桜 篠彩子
りんは京都の大店呉服屋「更紗屋」の一人娘だった。四代将軍・家綱が亡くなり、綱吉が五代将軍となった。綱吉と将軍を争った有栖川宮仁親親王の生母がでている清閑寺家を後ろ盾にしていた更紗屋は潰れた。
りんは更紗屋の出店・父の弟がやっている江戸店に行くが江戸店もつぶれて、叔父夫婦は長屋に住んでいた。りんは叔父夫婦と住み、りんと一緒に江戸に来た末続は越後屋で働くことになった。
りんは、雛人形の着物を作る。越後屋で縫子として働くが苛めにあい行くのを辞める。
叔母のために寝る時に足が冷えないように足袋を作る。
越後屋が大奥に呉服を売り込むためにりんを連れて行く。その時、清閑寺のりんの幼馴染みの姫様・熙姫が大奥に来るかも知れないと聞く。
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