2018年6月9日土曜日

刀剣商ちょうじ屋光三郎②

刀剣商ちょうじ屋光三郎② 黄金の太刀 山本兼一 
嘉永七年 1854年
光三郎は刀剣商・ちょうじ屋の養子になった。生家は御腰物奉行だった。
勘定奉行の息子田村庄五郎がもとで白石瑞祥に老中が一万両の詐欺にあった。黄金の太刀のためだ。光三郎と田村は瑞祥を追って旅に出る。
 鎌倉の正宗の井戸、美濃の関、京都粟田口、備前長船、捕らえられず江戸に帰った光三郎。瑞祥から光三郎の師匠に刀打ちして奉納剣の試合の申し込みがあった。刀の奉納の最中、瑞祥が勘定奉行田村忠明に斬り付け、相討ちになった。田村は助かったが瑞祥は亡くなった。瑞祥が小さい時、父親が忠明に斬り殺されていた。
 光三郎は老中の屋敷で九千両の在処を見付ける。
 田村は奉行は免職になり、禄も減った。自邸で腹を切ったが介錯がなく死にきれず寝たきりになった。
 光三郎は刀を打った。

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