2018年6月6日水曜日

わが家は祇園の拝み屋さん6

わが家は祇園の拝み屋さん6 花の知らせと小鈴の落雁 望月麻衣
 プロローグ 櫻井小春 祖母・吉乃の家・祇園和雑貨店「さくら庵」で暮らす。平安時代、玉椿だったころの前世の夢を見る。
賀茂澪人 小春の思い人
賀茂杏奈 澪人の姉、モデルから女優になる。
櫻井宗次朗 「さくら庵」の和菓子職人 小春の父の弟
 抹茶ケーキと、花の有平糖 小春、高校2年生。特進クラスを目指す。ミステリー研究会。三善朔也・密教僧浄蔵の流れを汲む三善家の末裔、「祓い屋」と称し除霊をする。水原愛衣・小春の親友。安倍由里子・弓道部のマドンナ。四月十三日、小春の誕生日、十七才、澪人20も櫻井宅に集まる。澪人が審神者(さにわ)に選ばれる。神託を下ろす人、神託が本当に良い神からのものか審査する人。陰陽師界においては力のある人がいるか審査する役割を持つ。力が強く、公平なジャッジが出来る人。澪人は人手不足なのだと言う。
コウメ・もふもふも、若宮・龍神が現れ、小春には自分に正直であればもう少しで迷いの森を抜けられると言い、澪人には、早く氷の国から出て下さいと言う。
 お知らせと小鈴の落雁 澪人は葵祭の夢を見る。斎王・玉椿が小春だと判ってから、サポートしたいと思いながら、好きになってはいけない人と思った。前世、自分の我欲により天女の羽衣を奪っていた。小春に好きですと告白された時、勘違いだと思った。現世の澪人は前世では左近衛大将、だが顔は玉椿が慕う龍神・若宮に似ている。夫婦になり玉椿は左近衛大将の存在を拒否するようになった。澪人の兄は、左近衛大将の顔とそっくり。澪人は前世のことを考えず、小春のことを逃げずに向き合おうと考える。
 部室に澪人が現れる。澪人が渡しわすれていた誕生日のプレゼントを貰う。六角形のクリスタルのネックレスだった。
 京都に異変が起こっている。澪人と小春は現場に行き、安倍晴明が張った結界が崩れかけていることに気がついた。
 涙のくずきりソーダ味 陰陽師の本部長に連絡するするが、本部は腰を上げない。本部長は上の許可は必要ない。君のチームを作り調査を始めてくれと言う。
 重要な二つの三角形の結界を合わせ大三角形の結界で、六芒星と五芒星の結界が崩れかけているため、チームを作る。愛衣・雑多な情報から必要な物を見つけ出す第六感。澪人・人の能力を察する力。賀茂朔也・自分の気配を消し、悪しき物を一瞬で滅する力。由里子・未知数の力。小春・想いを受け取り浄化に導く。五芒星の頂点で祈祷をする。崩れかけた結界の補強。
 澪人と兄・和人余り似ていない兄弟を小春はよく似ていると言う。
 水晶の想い 杏奈はテレビで宗次朗への恋心を発進する。見ていた宗次朗は電話でデートの約束をする。杏奈は私はわたしのまま、この世界でがんばると決めた。
 小春は夢を見た。玉椿は父から水晶を貰った。森の中で主様・白龍に会い、宮様・龍神・驪龍に会った。驪龍が一晩中晴れると言ったが、土砂振りになり玉椿は斎王の座を追われた。玉椿は驪龍に心を寄せたが、左近衛大将と結婚することになった。玉椿は左近衛大将を嫌悪するが、左近衛大将は優しく接する。二年がたち、左近衛大将が病気になっていた。臨終に立ち会った玉椿は、左近衛大将が処刑されそうになっていた自分を結婚することで救ったことを知った。玉椿も左近衛大将を慕うようになっていたのに、素直じゃなかったことが判った。自分の死後の玉椿のことを考えて左近衛大将は死ぬ。
 神のみぞ知る午後 和人と小春は映画に行くことになった。前日、和人は「何でも自分さえ我慢すればいい」と考えて育ってきた澪人に小春に本気でぶつかることを宣言する。映画の後、小春に付き合いを申し込む。
 

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