2018年6月8日金曜日

下っ引夏兵衛捕物控④ 仇討

下っ引夏兵衛捕物控④ 仇討  鈴木英治
盗人稼業から足を洗い下っ引きになった夏兵衛は郁江を殺して息絶えた木下留左衛門を調べる。田安賢丸の信を得るために郁江や有之介の義兄夫婦を殺し、由永家の鉄砲を強奪していた。三丁先を射ぬける鉄砲を手に入れ家基の命を狙っていた。場所を探しだし狙っている鉄砲打ちを殺して阻止した。鉄砲を手にした有之介は賢丸を殺し敵を討つつもりで狙った。討つ寸前気が変わり、鼻の先を吹き飛ばした。田安家の侍はどこから狙われたのか調べようとしなかった。
 病気の父親のための薬を買いに川越まで行った豪之助は、持ち金が少なかったために賭場に行く。勝ち逃げの豪之助は命を狙われるが、美世に助けられる。美世は賭場に殴り込み豪之助の取られた金を取り返す。薬を買い江戸へ戻る。美世は父・伊造の掛かり医者・案鈍の娘だった。十日薬を飲み伊造は気がついた。豪之助は伊造の後を継いで岡っ引きになると言う。美世は豪之助の許嫁だと言う。
 夏兵衛は豪之助に下っ引きにならないかと誘われるが、父親のような大工になろうと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿