2015年9月12日土曜日

見習い同心如月右京1

見習い同心如月右京1 予言殺人 早見俊
 文政五年 1822年 師走
 予言殺人 金貸しをしている商家の主が、右京やお美弥が信吾が張り込んでいたにも関わらず、予言通りに死んだ。予言が大丈夫だったと朝湯に入り心臓発作でなくなった。氷室の氷が運び出されていたのを見て右京は犯人を下働きの兄妹と見破る。主が入ったのは水風呂だった。兄妹はお金を借りたため死ぬ嵌めになった親の敵討ちだった。
 毒は剣より強し 道場で我が物顔の師範代を道場主の妻が毒殺した。妻は前から少しづつ毒を飲み、正月の席で同じ大杯の酒を飲んだ。師範代は亡くなり、妻は大丈夫だった。右京が暴いた時、妻は自死した。
 白髪頭に悪人無し 盗賊になり三千両を寮に埋め亡くなった息子を盗賊社会に引きずり込んだ盗賊の首領をおびき出すために、写経をしてくれる、白髪頭の男を募集する。
やって来た男の首を締め首つりに見せ殺す。右京が訪ねると自供した。
 隠密には向かない男 仕事熱心な隠密。おまえは隠密に向かない。と言われ、町人の中で暮らすことを命じられる。長屋の者を見張れと言うことだと思い、手習い塾の浪人を見張る。みなで由井正雪のお芝居の練習を謀反の相談をしていると勘違いし、忍び込む。出てきたところを長屋の女に見られ、女を殺してしまう。右京は決闘で隠密を倒す。

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