しゃばけシリーズ2 ぬしさまへ 畠中恵
ぬしさまへ 仁吉に来た恋文騒動 火事のためにお嬢さんと女中の立場が逆転してしまった。いつもはお嬢さんの為に手紙を代筆する女中が、仁吉に出す手紙の代筆をしなかった。お嬢さんは女中の好きな仁吉に好きでもないのに手紙を出す。待ち合わせの場所で揉めて、お嬢さんを殺すことになってしまった。
栄吉の菓子 栄吉の菓子を買ってくれる隠居が栄吉の菓子を食べて死んだと言われた。一太郎は死因を調べる。殺しと思われるようにした自殺だった。箪笥のからくり戸の奥に書き置きがあった。
空のビードロ 一太郎の腹違いの兄・松之助が奉公していた店・東屋という桶屋が火事になり焼き出された松之助が長崎屋にくる。
四布の布団 一太郎の布団がすすり泣く。五布の布団を頼んだのにと注文と違った物が来たと布団屋に言いに行く。隣の部屋で番頭が死んでいた。一太郎は番頭が亡くなった場所を探し、階段から落ちたということを見付ける。布団を作る娘たちがしかられて泣いていたのだった。
仁吉の思い人 仁吉の好きな人は妖だった。彼女は三千年前に好きな人と出会い、鈴を貰った。彼は人間なのですぐに亡くなる。でも何百年かすると出会う。亡くなってもまた出会う。一度はすれ違いで死んでいた。最後に出会い一太郎の祖父母になった。彼女は皮衣様だった。
虹を見し事 一太郎の命を狙う暗紅という妖が来る。外に出るなという兄やの言うことを聞かないために妖たちは一計を案じる。周りから、妖がいなくなる。一太郎は誰かの夢の中と考える。暗紅を捕まえるための罠だった。暗紅は捕まる。一連の中で合わない話しがある。調べると女中のおまきが帰っていた故郷から江戸につくまでに殺されていたことがわかった。
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